メニュー5 「白玉餅」

  30, 2010 02:01
毎日暑いですね。残暑厳しき折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
変則的な夏季休暇を半強制的にとらされても、休んだ気になれないふぁとです。。。

ふぁとは基本的に夏は嫌いである。
現代科学に溺れきった中年男性には
もはや、エコなどというものは全く理解できず、
エアコンなくして夏を乗り切れず、どうしようもなく、だらしない訳です。

ただ夏の涼をとるぐらいの風情は持ち合わせているわけで、
ちょっと夏メニューで休暇を楽しんで見た。

ふぁとの人生のバイブルは
「池波正太郎」以外ありえない。
中学生の時分から歴史小説に勤しんだのは
やはり「鬼平犯科帳」と出会ったのが始まりで、
とりわけ、勉強をしていた訳ではないが
大学は歴史学科、日本史専攻、卒論は「長谷川平蔵の一考察」という始末。
なんとも単純な半生である。

ご存知の通り池波正太郎先生は大の食通であり、
その作品には余すところなく美食家振りが遺憾なく発揮されている。
池波ファンの間ではもう開拓されつくしたネタであるのだが、
素人の私でも、真夏の酷暑に唯一、自宅で楽しめるレシピがこれでしょう。

「白玉餅」

昨今「和スイーツ」などという言葉が街に溢れている訳ですが
日本人である以上、かまえず日本の甘味を楽しむのは至極当然。

白玉餅は池波作品の中では結構お馴染みで、
もちろん「鬼平犯科帳」長谷川平蔵の大好物として度々登場する。



ふぁとの映像的には2代目中村吉衛門のTVシリーズがリアル世代な訳ですが、
その第1シリーズに「白玉餅」が初登場するのが、
第7話「明神の次郎吉」である。

ちなみに明神の次郎吉、、
ガッツ石松氏である!






バラエティー番組ではそのおとぼけぶりで有名ですが、なんとも雰囲気が抜群によく、私は大好きな話である。










長谷川平蔵内儀、久栄。多岐川裕美。
美しいですの~
「奥方」の鏡です!










これです!
「白玉餅」
TVシリーズでは剣友岸井左馬之助
と平蔵の役宅で談笑中に食べています。

一瞬みえるこの白玉餅
黄粉か?と思えるものなのですが
平蔵が好みなのは
「冷やした白玉に砂糖をぶっかけた・・」
とあります。

ちなみに、原作「明神の次郎吉」ではこのような描写はなく
五鉄(軍鶏鍋屋)の主人三次郎と密偵おまさの会話で、、
「今日は帰りに、ちょいと御役宅へ寄ってきましたよ」
「そうかい。銕つぁん(平蔵の若かりし頃の呼び名)・・・
いま、長谷川さまにお変りはねえか?」
「昨日、冷やした白玉を三度もおかわりしてめしあがったとかで、
何だか、お腹をこわしておいでのようでしたっけ」
三次郎が舌打ちをして、顔をしかめ、
「まったくいやになっちまわあ。あの銕つぁんが、砂糖をぶっかけた白玉を三杯も・・・
てっ。あきれ返ってものもいえねえ」
「ふ、ふふ・・・」
と、こんな感じで平蔵の茶目っ気なところで描写されております。
(横書きで書くと雰囲気でないね~^^;)



とすると、この黄粉っぽいものはやはり砂糖と解釈するのがよさそうで、
ここは「きび糖」を「ぶっかけて・・・」作ることにしましょう。

ところで白玉って白玉粉を水で捏ねて茹でるだけであるわけです。
ここは水道水では雰囲気がでないので
捏ねる水、茹でる水、冷やす水に江戸の井戸水をイメージして、ミネラルウォーターなどを使ってみました。





この平蔵の笑顔。
ここまで美味しく出来あがった訳ではないですが、
シンプルでツルっとした食感。
ひんやりあまーい白玉餅。
平蔵でなくても笑顔になります。



























ぐいっと昼から酒を呑む!
これぞ、平蔵流!
日本の夏ですな!
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